クーデレ君と微妙な関係

「そうか。」


ふぅと息を吐き、私の手を軽く握った。


「心配したんだけど」


子供みたいな顔をする。拗ねた子供みたいな。


「ごめんなさい。迷惑…かけたよね?」


正直言って、何も覚えていない。


女の子に絡まれて、新ちゃんが助けに来てくれて、眠くなって。


そこで私の記憶は途切れている。


「まぁ、何ともないならそれでいいけど」


急にふいと目をそらして、素っ気なく言った。


つもりだったんだろう。


「新ちゃん、顔赤いよ?」


「うるせぇ。こっち見んな」


おもむろに立ち上がって、ドアを開けた。


「ほら、保健の先生来たし。」