クーデレ君と微妙な関係

掴まれた腕から、仄かに新ちゃんの体温が伝わってくる。


「………」


少し考えたあと、


「んな難しい事オレに訊くな。正解なんか誰もわかんねぇよ」


「新ちゃんは、友達の事全然知らないな、とか思ったことないの?」


「あるけど、今そんなことウダウダ考えたってどうにもなんねぇだろ?」


確かに。


「そういう時は、大人しく向こうが話してくれるのを待つ。それだけだ。」


新ちゃんの少し低い声と、温かい体温で、不安が和らいだ。


「そうだね、私も……まって…ないと…」


安心したら眠くなってきちゃった。


「おい、十波……」