クーデレ君と微妙な関係

「っ…」


雑に手が離されて、後ろに転びそうになった。


「ほんとに、あたし何もしてないよね」


私の方を振り返り、睨んでくる。


「このまま消えてくれるなら、何もなかったことにしてあげるけど。」


これくらい言ってもバチは当たるまい。


「何よ、調子に乗ってんじゃないわよ!」


最後はいかにもな雑魚キャラの捨て台詞を吐いて何処かへ行ってしまった。


「あれ、新ちゃんは?」


さっきまでいたのに、いなくなってる。


「あぁ、やっと終わった?」


教室から何か袋を持ってのこのこと出てきた。


「何してたの…」


「圭(けい)に忘れもんしたから取ってこいってパシらされた。」


「圭って友達のこと?」


「まぁそんなもんかな」


で、終わったのか。と改めて聞かれる。


「うん、ちょっとキレそうになったけど…ありがとう助けてくれて。」


「助けたつもりはねぇけど」


そうなんだ


ちょっとがっかりした自分がいた。


「そういえば、さっき紅真がわき目も振らず一心不乱に走っていったけど、何かあったのか?」


「そうなの!七ちゃんが、どうしよう…」


色々な事がありすぎて、私は膝から崩れ落ちてしまった。