クーデレ君と微妙な関係

「やめっ…」


ぎゅっと目を瞑る。


「おい、お前何してんだよ。バカじゃねぇの」


冷たい声がする。


「何よバカって!失礼ね!」


怒りの矛先が私から、声の主に移り変わる。


「って…、新也くん」


新…ちゃん?


恐る恐る目を開けてみると、怯えた女の子と怖い顔をした新ちゃん。


「とりあえず、手ェ離せ。」


そのあまりの威圧感に、私までもが竦んでしまった。


「違うの!あたしは何もしてないよ。ただちょっと転びそうになっただけで」


うわぁ…媚び始めたよ。


でも、そんなの新ちゃんには効かないよ。


「言い訳なんかどうでもいいんだよ。さっさと言う事聞け」