クーデレ君と微妙な関係

思えば、かなり長い間、彩葉と一緒に過ごしていた。


移動毎に彩葉の所に駆け寄って、


「行こうよ。」


なんて。


彩葉も私の頭をポンポンってしてくれて。


心臓がつぶれそうになるくらいドキドキした。


恋に落ちてしまうのなんて、あっという間だった。