クーデレ君と微妙な関係

「十波はそんな事しないよね!?」


いきなり身を乗り出してきたせいで、危うくおでことおでこがぶつかる所だった。


「う…ん、多分。」


「え、多分なの!!」


だって…


「私、今好きな人いないし…」


「なるほどね。」


椅子にガタンと腰掛けなおして、にやりと笑った。


「何?悪いことでも考えたの?」


「あんたさ…」


その次の言葉で、私の動きが止められた。



「新也君の事…どう思ってるの?」