クーデレ君と微妙な関係

「この間、雨でびっしょりになった十波を家に入れたんだよ。かわいそうだったからな。」


「新也にそんな仏のような心あったんだ‼」


「うっせ、ちょっと黙って聞け!」


せっかく人が話してるって言ってるのに…コイツは……。


「アイツ、そこで爆睡しやがってさ」


「あ~それはツライな…」


「ホントに、どこまで信用されてるのかって思った」


十波の中で、オレが単なる友達で完結してるのが痛いほどに分かった。


「それで、今のままでいいのかって迷っちゃたの?」


「そう、正解。」


風が吹いていないからか、気持ちの悪い、よどんだ空気に包まれる。