クーデレ君と微妙な関係

「で、何かあったんでしょ。」


「まぁそうなるよな……。」


自分の弁当をじっと見つめる。


今日の卵焼きもうまそうだ。



昼休みに入った瞬間、紅真に拉致された。


今いるのは、紅真お気に入りの屋上特等席。


「前々からおかしいな、とは思ってたんだけどね」


何を、と訊くと


「お前の態度だよ」


と、弁当の卵焼きを奪われた。


「前より話すようになったね。」


正直、前の自分なんて覚えてない。


何となく、毎日を過ごして、何となく1日を終えていく感じだったから。


「まだ告わないの?」


「そりゃ…な。」


もう我慢の限界でしょ、と軽く笑ってもらった所で、何かが変わるものでもないから。


本当に残酷だ。