クーデレ君と微妙な関係

「あ、テレビゲーム」


「昨日夜遅くまでやってた。なかなか面白いよ、やってみる?」


「いいの?」


電源を入れて、私にコントローラーを渡す。


「やりかた知らないんですけど」


「なんとかなるって。別にどのファイル開いてもいいし」


わけも分からずコントローラーを操作すると、画面にたくさんのセーブデータが出てきた。


「これでいっか」


適当に近くにあったファイルを開く


「あ、それラスボスのじゃん。いけるの?」


澄ました顔で言うけど…ほんとにいけると思うわけ?


「どうしたらいいの?ねぇ、ねぇってば!」


完全にテンパってしまっている私をふっと鼻で笑った。


「手伝うって。そんな焦んな」


床に下りてきて、私を包み込むようにして後ろからコントローラーを持つ。


(ちょ…待って…何これ)


私の手に新ちゃんの大きな手がかぶさってる。


部屋にいるだけでもこんなに緊張するのに、あまつさえこんな…。


「ほい、始まった。ちゃんと協力しろよな」


人のペース乱すだけ乱しといて、何なのさ…。