クーデレ君と微妙な関係

「ん、ここオレの部屋だから。先入ってて。」


通されたのは、綺麗に整頓された部屋。


「え、新ちゃんどこ行くの?」


「タオル取ってくる。だからちょっと待ってろ」


はいと小さく返事して、階段を下りる新ちゃんを見つめる。


(やっぱり…変わったな。)


もっとたくさんのおもちゃとか、カードとかでごった返している。


私の記憶にある新ちゃんの部屋はそういうものだった。


「お待たせ。これで体拭け」


乱暴に投げられたタオル。


「…ありがとう」


「何だ、その不服そうな目は」


ドカッとベッドに腰を下ろして、そばにある箪笥から服を引っ張り出してきた。


「え…何?」


「何じゃねぇ。着替えろ」


渡されたのは新ちゃんの大きめの服。


(これって…彼シャツとか言うんじゃ…)


ちらっと新ちゃんを伺ってみるけど、いつもみたいな涼しげな新ちゃんしか、私の目には映らなかった。