クーデレ君と微妙な関係

「お、お邪魔します…」


新ちゃんが家のドアを開けて、私はそのあとをてこてこ着いていく。


「そんなに緊張しなくてもいいって。」


ガチガチになっている私を軽く鼻で笑いながら、奥のリビングにいるお母さんに声をかける。


「母ちゃん、オレの部屋来ないでね」


「何で?誰か来てるの?」


優しそうなおばさんが出てくる。


おばさんって言うのが失礼なくらい綺麗だけど…。


「あら、彼女?」


「か…っ、彼女って!」


「そんなに動揺しなくてもいいから。」


新ちゃんが私の手を握ったままだったからっ!


少しの間、心臓がなりっぱなしだった。