クーデレ君と微妙な関係

「紅真くん…何か用?」


「いいや別に。」


横にいる新ちゃんを見てニシシと笑う紅真くんを、


「何?紅真うざい」


べしっと新ちゃんが遠慮なくはたいた。


「痛ったいなーもう。可愛くないんだから、新也」


「オレにかわいさを求める方がバカだろ」


そんなやり取りをする2人をうっとりとした眼差しで見つめるのが若干一名。


(もう七ちゃんはだめだな。)


日に日に友達の目が腐っていく…。


「あっそうだ、新ちゃん!」


この間お母さんに聞いた事、新ちゃん知ってるかな。


「私のお母さんがさ、この前新ちゃんのお母さんに出会ったって言ってたんだよ。それ、知ってる?」


「ああ、知ってる」


あ、そうなんだ。


私的には、『え、そんなの知らない』みたいな展開を期待してたんだけどな…。


「学校であんまその話すんなよ」


誰にも聞こえないように耳元でそう囁かれたのが、恥ずかしくて。


耳まで真っ赤になったのが分かった。