ガリ、とアイスを噛む音が異様に大きく聞こえる。
「新也、綺麗な唇してんね」
「なんだよいきなり、気持ち悪いなぁ…」
その唇で姉ちゃんにキスとかしてんだろ。
いいよ、わかってるから。
「まぁ、1回遊びに行ってみるわ」
招待状には『また遊びに来てね』とのメッセージと、ご丁寧に現在の住所まで書いてあった。
「旦那いるんじゃないの、奪いにでもいくわけ?」
「さすがにそんなことしねーよ。俺だっていい大人だ」
あれが奪えるものなら…とうの昔に奪ってるよ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…