「お…お邪魔します」
家の扉を開けるとブラウンのコートに身を包んだ十波がいた。
なんだ、そんなに張りきってるってわけでもねぇじゃん。
可愛いけど。
「おう。おはよ」
十波を自分の部屋に通す段階になって気づいた。
ゲーム片付けてない。
「新ちゃん、また夜遅くまでゲームしてたの?」
「2時くらいまで。そんなに遅くはない」
「遅いわっ!」
ちゃんと寝なきゃお肌に悪いよー、と言いながらコートを脱ぐ十波。
もう12月。
外はかなり寒くオレの部屋も暖房がかかっている。
そんな時でも、世の女子はおしゃれを忘れないらしい。



