「あの…さ。ちょっとききたいことが、あるんだけど…」
確認、確認だけだから…。
「新ちゃんって、わたしのこと…」
どう思ってる?そう訊きたかった。
──パリーン!
突然響いた、ガラスの割れる高い音。
喉まで出かかった言葉を息とともに飲み込んで、音がした外の方へ駆け寄った。
「あちゃー。先輩やらかしたなぁ」
頭に重みを感じて新ちゃんの方へ顔を向けると、ほら見てみろ、と顎で指図された。
「今ガラス割ったの、オレの先輩。何も心配することはねぇから。まぁ後でかなり怒られるだろうけど」
いやぁ部活行ってなくてよかった、と新ちゃんは笑う。
先輩が蹴ったボールが飛びすぎてガラス割っちゃったってとこかな…?



