クーデレ君と微妙な関係

「いや…ないけど。そっか、まだなんだね…」


「何よその文句いいたげな顔は。そーゆーのは個人のペースってもんがあんの!」


「要はまだ恥ずかしくてできないんだね。七ちゃんって照れ隠しで人殴るもんねー。紅真くんかわいそー」


必死で逸らした話。


やっぱりそうだ。


ちゃんとした『恋人』でも時間がかかることを、私たちはもうすでにしちゃってるんだ。


「なんか私…デキちゃった結婚しそうだな…」


「やめなよー。ちゃんと順序は守れ。つか何を根拠にそうなったわけよ」


お昼ご飯を食べ終わって教室に戻ると、5限が始めるギリギリの時間だった。