ミニトマトをお箸でちょんとつつく。真っ赤な実が小さく揺れた。
「私…前一回、新ちゃんに告白したんだよね」
「はっ!?何それどういうこと!」
夏。
かなり前の話だけど、まだ返事はもらってない。
気が向かなかったのかな?
それとも私が一方的に想いをぶつけたから戸惑ってるのかも…。
いや、新ちゃんに限ってそんなことはないか…。
「返事は保留?みたいなカタチになってるけど。でもさ、」
一呼吸おいて思考を整理する。ますますバカみたいな言い訳だ。
「私はさ、別に無理して付き合わなくたっていいと思うの。今の関係壊れちゃうのもなんかヤだし…」



