「俺、新也のとこに行くから。二人で作戦会議しておいてね」
七ちゃんに笑いかけ、駆け足で新ちゃんを追いかけていった紅真くん。
あっという間にその姿は見えなくなってしまった。
「なんか、彼氏、って感じするね」
「そう?そうでもないと思うけど…。いつものお節介な紅真じゃん」
「…お昼食べながら存分に話聞かせてもらう…」
さすがに肌寒い季節、中庭は昼休みなのに空いていた。
ベンチに座って二人でお弁当を広げる。
「どうしたの。いきなりあたしの話聞くなんて言い出して」
「どうしたも…別になんともないけど。ただ…」
「ただ?」



