「おい、いくらなんでもそれはねぇだろうが」
見かねた新ちゃんが彩葉を咎める。
掴んでいる腕が一気に強張ったのがわかった。
「君ならわかるんじゃない?ほんとに好きな人以外に言い寄られるのって、サイコーに面倒でしょ?」
「それがなに?」
「それだよ。俺は別にあとりのこと大して好きでもないし、今回ヨリを戻そうって言ったのもあとりが十波と繋がってるっていう確証を得たからなんだよね。
捨てられるが嫌なら自撮りなんかアイコンにしなきゃよかったのに」
もうこれ以上聞きたくない。
必死で新ちゃんにしがみつくと、腕を引かれそのまま抱きしめられた。
そして、柔らかい手つきで頭が撫でられる。



