クーデレ君と微妙な関係

「なんだよーつれねぇなぁー」


「あんまり高校生にそんなこと訊かんで下さい」


今困ってるんで。

なんて言ったら先生調子のるだろうから絶対言わないけど。


さようなら、と一言先生にぶつけて職員室を出た。


一人歩みを進めて…目的地。目に入ったのは誰もいない下駄箱にもたれかかる、十波の姿。



何が小学生のときの延長だ、バカ。

昔はオレより少し高いくらいだった背丈。今はオレよりずっと低くて顔がはっきり見えないのに。

昔はスカートがひらひらして動きにくいからキライだって言ってたのに。今では華奢な脚がそこから覗いてて。



昔…オレを見て、そんなに可愛い笑顔を向けたことってあったっけ?


「ごめんよー押し付けちゃって。
何か先生に言われた?もしかして私の代わりにお説教されちゃったとか?」


「お説教ねぇ…」


むしろ…


「説教より酷いかも」