クーデレ君と微妙な関係

「教えるってほどのモノでもなかったです」


そばにいただけ。

ちょっと口出しはしたけど、ガッツリは教えてない。


「そっか。にしてもお前ら仲いいよな」


突然の一言に、ギクリ。

先生の顔から伺うに、そんなに深い意味があるわけでもなさそうだ。けど…


「そうでもないですよ。小学のとき遊んでた延長みたいなもんです」


「いやー、それはさすがにないだろ。仮にも高校生だぜ?恋愛感情の一つや二つくらい芽生えたっていいんじゃねーの?」


あー、早く帰りたい。


「そこんとこ、どうなんだ?」とニヤつく先生からわざと視線をそらし、どうこの場を離れる言い訳をしようかと考えていたとき。

ちょうど十波からの着信が入った。


【新ちゃーん。早くはやく】


絵文字なんてものは一つもない、シンプルなメッセージ。


「じゃ、先生。十波が呼んでるんでオレはこの辺で帰ります」