クーデレ君と微妙な関係

「素直にごめんなさいでいいんじゃねぇの?」


つか、早く帰りたい。


時計は6時ジャストを指していた。さすがにこの時期になると外はもう真っ暗だ。


「はぁ…。ちょっと真面目に勉強するか…」


「そうしたほうがいいと思う。じゃねぇとお前赤点取る羽目になるぞ」


十波に早く机の上を片付けるよう急かして、薄暗い廊下を進み職員室へ向かった。


夜の職員室特有の、コーヒーの香り。


先生のティータイムを邪魔することになるのは非常に心苦しい。これも全部十波のせい。


「あ、」


何かに気づいたように十波が急に立ち止まる。


「教室にスマホとお財布忘れた。新ちゃんそれ先生に渡しといて!」


ポツンと取り残された。


結局オレかよ。

ほんと、振り回されてる。