クーデレ君と微妙な関係

「自分で罰ゲーム考えるっておかしくない?」


「だからいいんだろうが」


十波の手元からノートを奪って、出来るだけ分かりやすい図を描いてやる。


オレの解き方に十波はずっと「へぇ、ほぉ…」と目を丸くしていた。


なんか、すっげぇバカみてぇ。


「ん。これで解いてみ」


小さくお礼の言葉を呟いた十波は、もう一度ペンを装備して問題に向かった。


今度はサラサラとペン先がノートの上を走り、キレイに最後の答えまでたどり着け…た。


「見てよ新ちゃん!私解けた!すごくない!?」


なにそんなテンション上がっちゃってんだよ。

解答の出来上がったノートをこっちに見せながら、キラキラした目で見つめられる。



「はいはい。よくできました」



全然、そんなつもりはなかったのに。


無意識のうちにオレの手は十波の頭を撫でてしまっていた。