クーデレ君と微妙な関係

「えへへ…昨日七ちゃんと電話で話してたらかなり遅くなっちゃってさ」


十波がぼさぼさの頭を手で梳かしていると、大量の配布物を持った担任が教室に入ってきた。


慌てて自分の席につく十波。アイツいっつも慌ただしいんだよな…。


朝のHR。
オレは特に話を聞かず、時に課題をやったり時に人間観察をしたり、けっこう忙しい。


今日も例にもれず古典の課題に勤しんでいた。


「おい九重、お前最後だぞ。いい加減引きに来いよ。つってももう残り物しかないけどな」


担任の声で引き戻されハッと顔を上げると、クラスみんなの視線がこっちに。


「あーすいません」


古文って謎だよな。
くじを引くために前に行くと、担任がオレにそういった。


「先生、化学教師ですからね」


今度から課題は家でやってこよう。バレてた…。