クーデレ君と微妙な関係

「何だったんだよ…アイツ…」


「さぁ…?俺にもわかんない」


まだ腕にほんのりと前島の温もりが残っている。


「とりあえずさ…新也くん。周り見てみなよ」


七草がすごく言いにくそうに、ポツリと呟く。


「あー…めんどくせぇ…」


仮にもアイツが謎の美少女転校生だということを忘れていた。

もう他の奴らも飽きた頃かと思っていたけど、全然そんなことなかったようだ。


「男子の視線こわ……」


さしずめ、敵を認識した狼ってとこか?


この後、紅真が誤解を解きに行くよう七草につかわれたのは言うまでもない。