クーデレ君と微妙な関係

「何よ新也くん、私を過大評価しすぎじゃない?そりゃいくら私だって失敗の1つや2つくらいあるわよ」


ピンコン、とメッセージの届く音。


「ナニナニィ?今日の放課後あとりに会いたいんだけど……ちぇ、リア充かよ」


口を尖らせて不服そうに言う七草。お前もリア充だろーが。


「勝手に人の携帯を覗き込まないでくれる…?で、あなたたちは朝から何を話し合ってるのよ」


オレを取り囲んだように座っている2人。

どこからどう見ても話し合いの最中だ。


「えーっとね、掻い摘んで説明すると…」


紅真が夏休みの出来事から説明を始めた。オレは恥ずかしいから、聞こえないようにイヤホンを装着。


「アンタたち、またやってんの?ほんと懲りないわね」


話を聞き終わった前島にいきなりイヤホンを引っこ抜かれ、立つように指示される。


「大丈夫、怯えないで。荒療治ってやつだから」


そう言って、オレの腕に『えいっ』と抱きついた。