クーデレ君と微妙な関係

教室はいつもよりエアコンの設定温度が下げてあったらしく、外との温度差も相まって寒く感じられた。


「おはよー新也くん、紅真。暑そうだね〜」


席につくやいなや、七草が下敷きで更に冷たい風をオレたちに送り始めた。


「ちょ…さみぃ。この部屋エアコン効きすぎじゃね?」


「そっかな?」


どう?十波、とリモコンのそばで友だちと話していた十波に声をかける七草。


「あー26℃。ちょっと新ちゃんには寒いかもね」


それだけ言って、十波はまた友だちと会話を始めた。


「なぁんだ、普通じゃん。つか、むしろ前より垢抜けた感じがするのは俺だけ?」


紅真が七草の下敷きをひょいと取り上げて言う。

あれのどこが垢抜けてんだよ。思いっきりよそよそしいじゃねぇか。