クーデレ君と微妙な関係

「…へ?」


ほんのわずかの間、空白の時間ができてしまった。


期待…してていい?


それって、遠回しに答え言っちゃってるのと同じなんじゃないの?


じゃあなんで今言っちゃわないの?


何か特別な理由でもあったりするのかな?


思考がグルグルと捻れる。一旦深呼吸をしたらどうにか整理がつくかなと思って大きく息を吸って吐いたけど、状況は何も変わらなかった。


──コンコン…


ドアを控えめなノック音が叩く。


「はい…」


顔を覗かせたのは七ちゃんだった。


「十波、もう大丈夫?すごく辛そうな顔してたけど…」


「うん、平気。ごめんね心配かけちゃって」


「そっか、じゃあもう寝よっか」


寝る前、七ちゃんを問い詰めて紅真くんとの関係について喋ってもらった。というか吐かせた。


話している七ちゃんはすごく幸せそうで、聞いている私まで恥ずかしくなったり、嬉しくなったり。


「十波も、あとちょっと頑張れ」


やっぱり、付き合うって幸せ…なのかな。