クーデレ君と微妙な関係

「どうしたの、元気ないじゃん。十波らしくない」


「えへへ…そうかな?別に普通だけど」


「そう。なら早くお風呂入って寝よっか」


サンダルの中に砂が入ってくる感覚に少し顔を歪めながら歩みをすすめると、入り口付近に男の人2人組が見えた。


「かなり若そうだね…私たちと同じくらいか…大学生くらいかな?」


なにせ扉が塞がれている。このままでは中に入れないじゃないか。


「紅真たち…じゃないか…。まぁ、ここも貸し切りってわけじゃないし誰かいても全く不思議ではないよね」


声かければ通してくれるよ、と七ちゃんが足を止めた私の背中を押す。


「すいませぇん、通してもらっていいですか?」