クーデレ君と微妙な関係

「分かったよ。早く花火しよ」


私がそう言うと新ちゃんが口を開いた。


「アイツらのことはほっといてやってよ。お節介かもしれないけど」


つか、お前気付いてんの?と隣で呟く新ちゃん。


「やっぱり。薄々そうじゃないかなぁとは思ってた」


「驚かないんだ?お前のことだから馬鹿みたいに騒ぐと思ってたんだけど」


「失敬な。そこまでバカじゃないし。私だって伊達に長く七ちゃんと一緒にいないよ」


でも、少し寂しい気はする…かな。


私たちのことなんて気にも留めず、仲良さそうに話す2人。もう2人の世界が出来上がっている。


「七ちゃんに負けたかー。ちょっと悔しいかも」


大きく伸びをして、そのまま新ちゃんを小突く。


「あとは私たちだけだよ。頑張らないと」


「何を頑張るんだよ」


「まずは手始めに合コンでも行かないとね」


探りながらあえて平坦な口調で言ってみる。


「は?」


よっしゃ、釣れた。