クーデレ君と微妙な関係

「ちょ…待ってよ…」


強引に手を引かれてそのまま海に放り込まれる。


「雑すぎない…?」


「別に。お前なんかこれで十分だ」


七ちゃんを探すと、遠くで紅真くんと仲良さげに遊んでいた。なんか…ただならぬ雰囲気だな。


「おい、あんまあっちばっか見てんなよ」


不貞腐れたような声音。


気のせいかもしれないけど、今日はいつもより俺様な気がする。


「何ですかぁ、嫉妬ですかぁ?」


わざと甘い声を出してみる。新ちゃんの顔を覗き込んでみると、大きく見開かれた目と視線が絡み合った。


「お前ってほんとタチ悪いよな……」