クーデレ君と微妙な関係

「男子組もういるじゃん。ビーチボールでサッカーとか…どこまでサッカーバカなんだよ」


あいにく私には見えない。どうも最近視力が落ちているらしい…。


メガネにお世話になるのも時間の問題だ。


「さっさと行くよ」


七ちゃんに手を引かれ、砂浜に足を踏み入れる。


「やっと来たね、2人ともかわいいじゃん」


紅真くんが言いながら、華麗にボールを新ちゃんへパスした。


「新也も思うだろ?」


「答えるわけないじゃん……新ちゃんが」


ふいっと一瞬だけ目が合う。


「まぁな。似合ってる」


あまりの驚きにボーッとしていると、ボールがこっちをめがけて跳んできた。


「何だよその顔は。いいから早くこっち来いよ」