クーデレ君と微妙な関係

「新ちゃん…よくオッケーしたよね」


帰り道、隣の大きな肩に話しかける。


「オレは何も言ってねぇよ。勝手に決められた」


「そんなこと言いながら楽しみにしてるくせに。素直じゃないなぁ新也は」


前を歩いていた紅真くんが、ぐりんと顔をこっちに向けた。


「うっせーよ。」


少しだけ、ほんの少しだけ頬を紅く染めて新ちゃんはそっぽを向いてしまった。


「十波ぃ、宿題写させてね……後生だから、お願い…」


新ちゃんとは反対に、青い顔をして私の腕を掴む七ちゃん。


「自分で努力しない子はキライです」


「そんなぁぁ!」


今日寝たら、夏休みが私たちを待っている。


楽しみで眠れないね。