クーデレ君と微妙な関係

今自分はどんな顔をしているだろう。


驚いているだろうか、それとも真っ赤になっているだろうか。


どうやら涼しい顔を保つことはできたみたいだ。


「なんで私がこーいうことしても赤くなったりしないのさ…。
結構思い切ったんだけどな」


口を尖らせて足で小石を弄ぶ十波。


「誰かに余計な入れ知恵されたか?」


「あとりちゃんにね。効果はなかったみたいだけど」


「そうか」


どう考えても前島は十波の気持ちに気づいてる。


もちろんオレだって気づいてるし、十波も知ってるだろう。


「で、それは本心?」


「うん。いくら私だって無意味にこんなこと言わないよ」


「でも残念。今日は何もしない」


ひらひらと手を振り、そのまま十波に背中を向けた。


「じゃあな、また明日」