クーデレ君と微妙な関係

「えへへぇ〜びっくりした?」


「その顔ムカつくしウザい」


嘘、ホントはすげー可愛い。

可愛すぎるからやめてほしい。


「ちぇー。君には喜びを分かち合おうという気持ちはないのかね」


ボソボソと何か言いながら、十波がせかせかと足を動かす。


もちろん、歩くスピードはちゃんと合わせてやっている。


「喜びも何もねぇだろうよ。ほんとに偶然か?」


意地の悪い質問をしてみると、オレが望んでいた通りの反応が返ってきた。


「あったりまえじゃん!何言ってんの!!」


声が大きい…。そんなに慌てなくてもいいのに。


顔を真っ赤に染めた十波は俯いてしまった。


「なんか…上手くいかないね。私たち」