クーデレ君と微妙な関係

「はぁ!?何ふざけたこと言ってんのよ…びっくりするわ」


今まで黙って聞いていた七ちゃんも、目を大きく開いて身を乗り出す。


「新也くんが素敵なデートプランなんて立ててるとは思わなかったけど、いくらなんでも本屋だけってのは色気がなさすぎない?」


さらっと人を貶すのもお手の物。


厳密にいうと本屋だけではないんですがね。


「まぁまぁ落ち着きなさい七草。そもそも十波たちに誰も期待なんてしてないわよ」


なんか…今日2人とも酷い。


「とりあえず、大きな進歩だったと言えるわね。今後の課題はその微妙極まりない関係をどうにかすることね。以上、前島の評価でした」


スチャ、とかけてもないメガネを直す仕草。


「はいはい、ありがとうございます先生様」


完全に遊ばれてただけか。


「でも、本当に今のままでいいの?先に進みたいとか思わない?」


さっきまでとは打って変わった、あとりちゃんの真面目な態度。


「…仕方ないんじゃない?
どうにかなろうと思ってなれるもんでもないしさ…」