クーデレ君と微妙な関係

「腹減ったな…」


「うん…」


2人してはしゃぎすぎた。


本屋でかれこれ2時間くらいだろうか、時間を費やした。


「あ、あそこのお店この間テレビでやってたとこだ」


何だかんだいって繋ぎっぱなしの新ちゃんの手を引いて、そのお店に向かう。


「ここいいな。今、甘いもん食べたいし」


パンケーキが美味しいと評判のお店。


「私このバナナのやつ頼むから、新ちゃんはイチゴのやつ頼んでね」


「なんでオレに決定権ないわけ…」


「私がどっちも食べたいから!」


店内でメニューを見ながら、お互いに飲み物などを頼んだ。


「うわぁ…美味しそー…」


目の前にコン、と置かれたオシャレな器の上に、何とも魅力的なパンケーキがキラキラ光っている。


「美味しー!
あ、新ちゃんのも一口ちょうだい!」


「はいはい、じゃあお前のも寄越せよな」


新ちゃんのをパクっと口に入れた瞬間、ふと気付いた。


私たち、傍から見たら恋人…に見えるんじゃない?