クーデレ君と微妙な関係

気づいたときには全てが終わっていて、ただ大きな拍手が耳に響いていた。


「戻ろっか」


あとりちゃんに手を引かれ、そのまま舞台裏に連れて行かれる。


「お疲れ、超よかったよ!」


同じクラスの人全員にそう言ってもらった。


「ありがとう」


初めてこんなに注目されたかも…。


もう当分目立たなくていいよねと考えていると、あとりちゃんに頭を小突かれた。


「なにボーッとしてんの。アンタの戦いはこれからなんだからね!」


「は、はい…?」


口角を妖しく吊り上げて、


「新也くんの隣、今なら空いてるから」