クーデレ君と微妙な関係

でも、今の彼女にそれを言うのは…。


「ごめんね、邪魔しちゃって」


より彼女を傷つけてしまうだけじゃない?


「ほんとに、やるなら徹底してやれ」


…へ?


「中途半端なことすんな。こっちだって怒るに怒れねえだろが」


あとりちゃんの形のキレイな口がポッカリと開く。


「え…?あたし十分酷いことしたよね?」


「全然してない」


「君にキスしたりとか、したよね?」


そんなこともあったっけか。


「それは結果的に…まぁいいじゃんか…」


コイツ…私だって恥ずかしいから言ってやんないけど。


「うふふ」


「なんだよ十波、気持ち悪い」


「えーひどいなぁ」


そっか。


新ちゃんはあとりちゃんのこと、ちゃんと見てたんだね。


君が優しいの、私は知ってるよ。


少しだけ赤くなる新ちゃんに、涙を笑いながら拭うあとりちゃん。


「よし、戻ろっか」


いい案、思いついた。