クーデレ君と微妙な関係

「適当なこと…言わないでよ。今のアンタには新也くんがいるじゃない」


「別に、新ちゃんとはそういう関係じゃないし…」


「ウソばっかり、もう聞き飽きた」


神様、今の彼女に何を言っても届かないとでも言うのですか?


「ねぇ、こっち見てよ…」


なんで、私が泣くの。



「おい、『綿島』あとり!」



わた…じま?


聞き慣れた声。今日こんな風に来てくれたの、2回目じゃん。


「新也…くん」


「お前、モデルの綿島あとりだろ?」


ゴシ、と目を擦って涙を拭う彼女は。


子供っぽく、でも大人びた笑みを浮かべていた。