クーデレ君と微妙な関係

「向こうは乗り気みたいだけどな」


イヤだ。こんな話したくない。


「じゃあますます逃げてらんないね」


本当は、全然そんな事思ってない。


「十波」


「あとりちゃんも、皆も新ちゃんに期待してんだよ。頑張らないと」


「十波」


「だから、私なんかに構ってないで…」


「十波!」


いきなり肩を掴まれた。


「何で今日呼んだかわかんないわけじゃねえよな?」


部屋は真っ暗で、電気の1つくらい付ければいいのに。


「オレが何で逃げてるか、分かんないわけねぇよな」


見えないから、顔が近いんだ。


「何で、逃げてるか…?」


少しでもどっちかが動けば、唇が触れてしまうくらいに。