クーデレ君と微妙な関係

退屈な授業が終わり、放課後の練習。


「新也くん、今日はあのシーンだよ」


日に日に距離が近くなっている気がする。


「あっそ。」


お願いだから、あんまりべたべたと触らないでくれるかな。


下から少しキツイ女物の香水の匂いが漂ってくる。


「いやーだ。そっけない態度とっちゃってさ」


私たち、カップルなんだよ。と耳元で囁かれる。


「ちげーし。何言ってんのお前」


「劇内での話じゃん。そんなコワい顔しないで」


眉間をトントンと軽くたたかれた。