クーデレ君と微妙な関係

「お前…話し終わってどこか行ったんじゃなかったのかよ」


「見えてなかっただけなんじゃない?」


唇を奪われたってのに、新ちゃんは余裕の表情だ。


「何勝手なこと言おうとしてたのかは知らないけど、口を謹んでくれないかしら」


世の中、言っていいことと悪いことがあるのよ。


2人の距離が近い。


心臓が、意味もなく暴れ始めた。


「ちょ、十波!」


気づいたら、足が勝手に地面を蹴り上げていた。