クーデレ君と微妙な関係

「意味……分かんない」


完敗。


誰一人として、彼女の言ったことを理解した人はいなかった。


「やっぱり、先生に聞きにいった方がいいんじゃない?」


「もうちょっと待ってみようよ。ホントの話か分かんないし…」


皆の頭の中を、あとりちゃんの言葉が埋め尽くしていく。


「ちょっと、一旦黙れ」


はっきりと言い放ったのは、普段なら絶対に口を開かない人。


「何、新也。あの子に毒されでもした?」


あの紅真くんでさえも、少し動揺しているように見えるのに。