クーデレ君と微妙な関係

その場で冷静だったのは、たぶん一人だけで。


「何でお前がそんなこと知ってんの?」


「何でって……さっき聞いてきたから?」


相変わらずの甘ったるい話し方で、常に上目遣い。


女子たちの目に、分かりやすく苛立ちが募っていっている。


「そんなこと急に言われたって…!」


一人が声を上げた。


「そうね、急に言われたってね。まぁその内先生から聞くんじゃないかな。」


淡々と話していくその口調は、明らかに私たちをバカにしているようだった。