クーデレ君と微妙な関係

「は?めんどくせぇ。行きたくない」


「いいから、とりあえず行ってきな」


後であとりちゃんに睨まれるのはもっと怖い。


「何?早く済ませろよ」


「あのね、多分朗報なんだけど…」


なるべく関心のないフリをする。


本当はとても気になるけど…。


「あとりが来る前にさ、演劇大会が中止になったんだってね?」


「あぁ。それが?」


「さっき、校長先生に教えてもらったんだけど、練習とか再開するんだって」


「は?」


その場にいた皆が一斉に振り向いた。


もちろん、私も含めて。


「で、最初はクラスごとの演劇だったらしいんだけど、それも無くして、学年選抜で役者さんを決めようかだって。」


ポンポンとあとりちゃんの口から出てくる情報に、皆の目が点になった。