クーデレ君と微妙な関係

「なんで…」


言葉を失った。


あのあとりちゃんに限って、何の目的もなく人を追いかけまわすとは思えない。


「心当たり何も無いの?」


「だから無いって言ってるだろ」


呆れたような口調で言い返される。


「まぁ、お前に危害は加わらないようにする。」


ボソッと呟いたその言葉を、私は聞き逃さなかった。


「どういう意味?」


「そのまんまの意味。あまりオレの目の届かない所で悪さすんなよ」


小さい子にするように、私の頭にポンと手をのせる。


(最近、すぐこういう事する……)


顔が一気に火照っていくのが、それを認めてしまっているようで。


余計に乗った手を意識してしまった。