キミはアタシのスキな人

桜が満開になった頃
新しく星南高校に入学する生徒達が学校に向かって歩いてきていた。

入学式の準備とやらで
早めに学校に来ていた私は
篠川悠月 新2年生(華の17歳)である。


といっても、私の誕生日はまだ来ていないのだが。

新入生が校舎に入ってくる様子を体育館の2階から眺めていた。

(去年を思い出すなぁ…)

「ちょっと、悠月!?
サボってないで椅子の並べるの手伝ってよ!」

「やっば…。 いまいくーっ!」

下の階から私を呼んだのは
同じく新2年生の斉藤こころ。

ご近所さんなうえに、幼稚園小学校中学校と同じの腐れ縁である。