「お姉ちゃんおはよ!」


「りんご起きんの遅いわよ!遅刻するからちゃっちゃとご飯食べちゃって。」


「はぁい」


お姉ちゃんの椎名まお。


あたしより10歳上ですっごいかわいい自慢のお姉ちゃんなんだ。


お父さん達が死んでからあたしの親代わりになって育ててくれたし、お姉ちゃんにはホントに感謝してる。




「行って来まーす!」


「行ってらしゃい! 気をつけてね!」


さあ、あたしの高校生生活の始まりだ!