幸せになりたい





「緋向 ヒナタ幹部の澤野 楓 サワノカエデです。よろしくね。特に女子!」

澤野がウインクをした瞬間にクラスの女子から黄色い歓声が湧いた。

「同じく幹部の南 直人 ミナミナオトだ。よろしくな!」

この人は暴走族なのに爽やかスポーツ系だ。

「幹部...葵廉 アオイレン 女共近寄るな。」

この人は無口で女嫌いっと。そんなこと言ったって意味ないと思うんだけどな。

「キャー廉さまー!!!」

ほらね。

まあ私には関係ないからいっか。

「適当に座れ。」

「はーい。」

ん?ちょっと待って。この学校、席は自由だから私の周りだけきれいに空いてるんだった。

つまり私の周りに来るしか無いわけだ。

いや、でも関わらなかったらいっか。クラスの女子には睨まれてるけど。

「よろしく。僕のことは楓って呼んでね。」

「すいませんがお断りします。“澤野さん”私はあなたたちとは関わる気は無いので。わからないことがあったら聞いてください。それ以外は話しかけないでもらえますか。でもその前に3つだけなら質問に答えます。」

「ぷっあはははははっ!!
楓、振られてやんの!おっもしれえ。んーじゃあ一つ目の質問。君の名前は?」

最初の質問は南からだった。

「私の名前は安元つぼみです。
次の質問は?」

「じゃあ俺が。でもその前に屋上で話してもいいか?クラスの奴らに聞かれたくない話だろうから。」

「まあ内容によりますけど。とりあえず行きましょう。」